入試問題の研究

はじめに、私が塾講師をしていた時のことを思い出して話をします。中学受験を控えた子どもたちを教えるに立って最も大切なのはやはり入試問題の傾向をきちんとつかんだ授業構成を心がけることであると思います。当たり前のことのように思われますが、志望学校が必要とする人材に生徒を近づけてこそ合格という道が開けるのです。
しかしながら、盲目的に過去問を体に叩き込むということでは合格実績は伸びません。試験官はそのような生徒を見破りますし、生徒のやる気も損なわれてしまいます。
では、どのようにすればよいのかと考えますよね。そこが私たち塾講師の腕の見せ所なんです。やり方は人それぞれですが、私は生徒の個性に合った指導というものを常に念頭に置いていました。生徒の個性の熟知はある点では入試問題の研究よりも大切かもしれません。研究ばかりが先をいってしまってはいけないのです。そこが難しい点です。
そして、講師の力だけでは中学受験を乗り越えるのは不可能といっても過言ではないでしょう。研究した入試問題を生徒のご家族にも理解してもらい、協力を仰ぐ能力というのも必要になります。
以上をふまえると塾講師がとても難しい職業のように思えるかもしれませんね。しかしそれ以上に喜び、達成感は大きいものです。
生徒とともに日々成長する、素敵な塾講師になれるといいですね。